【CBTとは?】基本情報技術者試験のCBT方式の特徴や変更点を解説

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、新型コロナウイルスの影響により、令和元年秋期(2019年10月)試験を最後にしばらく延期を繰り返していました。
しかし、2021年1月からは、CBT方式となり実施されています。

本記事では、

  • CBT方式ってなに?
  • CBT方式となったことで何が変わったの?

という疑問を解決したいと思います。

CBTとは

CBTとは、「Computer Based Testing」の略称です。
紙で行うペーパー試験方式とは異なり、コンピュータ上で実施する試験を意味します。

ペーパー試験方式では、1年に数回受験者が決まった日時に集まり、全く同じ問題を解くという形式でした。

しかし、CBT方式とすることで、一般的には1年を通して好きな日時を選択して受験することが可能になります。
受験者にとっては利便性が向上する試験方式になります。

試験によっては、1年中いつでも受験可能というわけではなく、ある程度定められた期間の中から日時を選択して受験します。

基本情報技術者試験も各回ごとに選択可能な日時が決められています。
例えば、令和2年度試験では、1/5〜3/28と期間が定められて実施されました。
※午後試験の場合

CBT方式による変更点

基本情報技術者試験がCBT方式となったことによる大きな変更点は以下の通りです。

  • 所定の期間内であれば、好きな日時に受験可能
  • 午前試験と午後試験を別日に受験可能
  • 試験終了後、すぐに試験結果が分かる

では、順に説明していきます。

所定の期間内で好きな日時に受験可能

CBT方式となった基本情報技術者試験では、各回3ヶ月程度の期間が定められ、その期間内であれば好きな日時に受験することが可能です。

これまでは年に2度の決められた日時でしか受験できなかったことと比較すると、利便性が飛躍的に向上しました。

午前試験と午後試験を別日に受験可能

従来の基本情報技術者試験では、各150分の午前試験と午後試験を1日かけて受験する必要がありました。

しかし、CBT方式となったことで、午前試験と午後試験を別日に受験することが可能になりました。
もちろん、従来通りに1日で午前試験と午後試験を受験することも可能です。

試験終了後すぐに結果が分かる

ペーパー試験方式の基本情報技術者試験では、受験が終了してから合格発表までの約1ヶ月間は、試験の合否が完全に分かりませんでした。

しかし、CBT方式となったことにより、試験を終了してすぐに正答率を確認できるようになりました。お申し込み時に登録したメールアドレス宛てに送信されてくるメールから確認することが可能です。

ただし、これは正答率が分かるだけであり、合否が分かるわけではない点にご注意ください。
最終的な合否を知るためには、正式な合格発表を待つ必要があります。

★確認方法の詳細は下記事をご参照ください↓

試験の難易度は変わったのか

「従来のペーパー試験方式とCBT方式とでは、試験の難易度に違いはないの?」という不安を持っている方も多いと思います。

安心してください。問題の難易度に変わりはありませんよ。
むしろ、CBT方式となったことにより試験としての難易度は下がったとも言えます。

その大きな要因となっているのが、今回紹介した変更点の2点目の「午前試験と午後試験を別日に受験可能」になったことです。
この変更により、午前試験を受験後に午後試験の対策期間をはっきりと設けることが可能になりました。

問題の難易度は変わらないのですが、鬼門となっている午後試験の対策がしやすくなったことで試験全体の難易度は下がったと考えることができるでしょう。

まとめ

本記事では、

  • CBT方式とは
  • CBT方式における変更点
  • 試験の難易度は変わったか

という疑問について、基本情報技術者試験の観点から紹介しました。

  • CBT方式とは、コンピュータで試験を受ける形式のこと
  • CBT方式となったことにより、以下の変更があった
    1. 所定の期間内で好きな日時に受験可能
    2. 午前試験と午後試験を別日に受験可能
    3. 試験終了後すぐに結果が分かる
  • 問題自体の難易度に変化はないが、試験の難易度は下がったと言える

いかがでしたでしょうか。
基本情報技術者試験におけるペーパー試験方式からCBT方式への変更は、受験者にとってはメリットでしかないと思います。

★CBT方式となった基本情報技術者試験の受験体験記はこちら↓

今回は以上となります。
最後まで目を通していただきありがとうございます。

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