今回は、CBT方式となった基本情報技術者試験において、試験後に参照できるスコアレポートから得点を算出する方法を紹介します。
なぜ得点を算出する必要があるのか
CBTとなった基本情報技術者試験では、試験後に「スコアレポート」というものを参照できます。基本情報技術者試験のCBT試験を実施しているプロメトリック株式会社が発行しています。
スコアレポートの参照方法は下記事をご覧ください。
このスコアレポート、午前試験のものは画像のように右上に得点が記載されているのですが、午後試験ではこの記載がありません。
しかし、午後試験においても分野毎の配点が決められているため、得点を算出することが可能です。
得点を算出することで合否の目安として参考にすることができます。
おそらく、そのように算出した得点が最終的な得点として保証することができないため掲載していないのだと思います。
そのため、これから紹介する方法で算出した得点も、あくまでも参考値として考えてください。
スコアレポートから得点を算出する具体的な計算方法
基本情報技術者試験の午後試験は、以下のように配点が定められています。
※表中の一番右の列
スコアレポートに記載されている分野別の正答率を、この配点と掛けて足し合わせることで得点を算出することができます。
今回は、私の結果を例にして説明します。
午後試験のスコアレポートが以下の結果だったとします。
次に、各分野の配点と正答率を以下のように計算して、各分野の得点を算出します。
- 「情報セキュリティ」の配点は20点で、正答率は100%
→ 20 × 1.0 = 20(点) - 「選択分野①」の配点は15点で、正答率は73%
→ 15 × 0.73 = 10.95(点) - 「選択分野②」の配点は15点で、正答率は86%
→ 15 × 0.86 = 12.9(点) - 「データ構造及びアルゴリズム」の配点は25点で、正答率は88%
→ 25 × 0.88 = 22(点) - 「ソフトウェア開発(表計算ソフト)」の配点は25点で、正答率は80%
→ 25 × 0.80 = 20(点)
各分野の得点が算出できたら、それらを足し合わせます。
20+10.95+12.9+22+20 = 85.85(点)
私の場合は、85.85点になりましたね。
このようにして、スコアレポートから得点を算出することができます。
繰り返しになりますが、この得点はあくまでも参考値であり、これが60点以上だったから合格というわけではないのでご注意ください。
まとめ
今回は、CBT方式となった基本情報技術者試験において、スコアレポートから得点を算出する方法を紹介しました。
手順は以下の通りです。
- 自分のスコアレポートを参照する
- スコアレポートに記載されている分野別の正答率を配点と掛け、分野別の得点を計算する
- 分野別の得点を全て足して、全体の得点を算出する
あくまでも参考値となりますが、このようにして午後試験の得点を算出することができます。すぐに自分の得点が気になる方はぜひ計算してみてください。
今回は以上となります。最後まで目を通していただきありがとうございます。
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