【究極の選択!院進か就職か】大学院への進学を選択した私が感じたメリット・デメリット

その他

大学院への進学か、就職か…。
ほとんどの理系大学生と一部の文系大学生が迫られる究極の選択だと思います。

なぜ究極の選択と言っているのか。
それは、明らかに今後の人生を左右する選択であるのに明確な答えがないからです。
そんな選択を若干21歳前後の人間がしなければならないのですから、酷な話ですよね。

今回は、実際に大学院への進学を選択した私が感じた「大学院進学のメリット・デメリット」を紹介したいと思います。

※今回は、大学院=修士課程とします。
 博士課程は経験がないですし、全く違う話になってくるかと思いますのでご留意ください。

現在この選択に迷っている方、または将来的にこの選択に迫られる方の参考になれば幸いです。

大学院進学のメリット

まずは大学院進学のメリットを紹介します。

院進のメリットは下記の通りです。

  1. 高い専門性を身につけることができる
  2. より専門的な職業に就くことができる
  3. 学部卒と比較して生涯年収が高い

それでは、ひとつずつ説明します。

高い専門性を身につけることができる

言わずもがな大学院では学部時代と比較して、より高度な学術研究を行うことになります。
研究の手法や使用するツール、発表や論文に求められる完成度等…。
より一層レベルアップしたものになります。

学部の卒業論文では、とりあえず提出すれば卒業させてもらえる節がありますが、修士論文で内容がボロボロだと審査を通過するのは難しいでしょう。

しかし、この過程を乗り切った暁には、高い専門性を身につけることが可能です。

より専門的な職業に就くことができる

一つ目のメリットで紹介した「高い専門性を身につけることができる」に付随してますが、高い専門性を求められる職業に就くことができます。
正確には、より専門的な職業に就くことができる可能性が上がります。

例えば、研究職なんかは高い専門性が求められますが、学部卒だからといって絶対に内定取れないわけでもないですし、大学院卒だから簡単に内定を取れるわけでもないです。

結局あなたの努力と運次第ですが、大学院で高い専門性を身につけていれば、より専門的な職業に就くことができる可能性が高くなるでしょう。

学部卒と比較して生涯年収が高い

大学院卒だと学部卒と比較して生涯年収が高くなるというデータがあります。

内閣府経済社会総合研究所によると、以下のように報告されています。(2014年のデータ)

男性の場合、学部卒の生涯賃金収入は 2 億 9163 万円で大学 院卒のそれは 3 億 4009 万円となり、差は 4846 万円である。一方、女性の場合は、学部卒 の生涯賃金収入は 2 億 6685 万円で大学院卒のそれは 3 億 1019 万円となり、差は 4334 万円 になる。

しかし、これは平均値です。
年収は学歴よりも本人の努力次第でどうとでもなります。
あくまでも、一般的にそういう傾向が強いという参考程度に捉えてください。

大学院進学のデメリット

次に、大学院進学のデメリットを紹介します。

院進のデメリットは下記の通りです。

  1. 学費がかさむ
  2. 学部卒と比較して精神的成熟が遅れる

それでは、ひとつずつ説明します。

学費がかさむ

当たり前なことですが、大学院に進学すると学費がかかります。

修士課程の2年間で、国立大学では約135万円です。
私立大学では大学や学科によって変わりますが、約200万円前後になります。

しかし、前述した通り充実した研究環境で高い専門性を身につけることができ、尚且つ生涯年収が上がると考えると安いものだと個人的には思います。

学部卒と比較して精神的成熟が遅れる

これは客観的なデータに基づいているわけではありませんが、私が実際に大学院に進学してから強く感じたことです。

大学院では、学部のときと比較しても自身を取り巻く環境があまり変わりません。
さらに、研究室には歳下の人間の方が多い状態となります。

対して、学部卒で就職をすると基本的に周りの人間は全員歳上です。
そうした環境に揉まれて2年も仕事をこなして社会経験を積むと、否が応でも精神的に成長します。

当時の私には、この差がすごく大きなものに感じられました。
学部卒で就職した友人達がすごく大人に見えましたね。

実際には、これは一時的なものであり、長い目で見ると大きな差ではないんですけどね。

まとめ

大学院進学のメリット・デメリットをまとめると下記のようになります。

メリット

  1. 高い専門性を身につけることができる
  2. より専門的な職業に就くことができる
  3. 学部卒と比較して生涯年収が高い

デメリット

  1. 学費がかさむ
  2. 学部卒と比較して精神的成熟が遅れる

総合的に考えると、メリットの方が圧倒的に大きいと私は感じました。

ただし、大学院に進学するにしても本分は学業です。
専攻する学問を学びたい意欲は絶対に必要です。
メリット・デメリットだけで考えても精神的にきつい日々を送ることになると思います。

むしろ、学問を学びたい意欲さえあれば、メリット・デメリットを度外視して大学院生活を楽しむことができます。
無敵です。

今回は、実際に大学院への進学を選択した私の経験を踏まえて、大学院進学のメリット・デメリットを紹介しました。

人生を左右する決断となるはずです。
自分のキャリアプランやライフプランと相談しながら、本記事以外にもいろんな情報を見て判断してください。
あなたの人生を応援しております。

以上です。最後まで目を通していただきありがとうございます。

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