「基本情報技術者試験に挑戦しようと思ったが、すでに申し込みが終わっていた。」と言っている方をよく目にします。
しかし、2022年2月中旬の現在、基本情報技術者試験の申込期間は始まってすらいません。(特別措置試験を除く)
この勘違いは、基本情報技術者試験にCBT方式が採用された頃から頻発しています。
今回は、同様の勘違いをされている方が年2回しかない基本情報技術者試験の貴重な受験機会を逃してしまうミスを防ぐためにも、この勘違いについて訂正するとともに、正しい申込期間をお伝えいたします。
正しい申込期間について
まずはじめに、正しい申込期間は以下のとおりです。
午前試験の申込期間は2022年3月1日〜5月19日、午後試験は締切が5日間伸びて5月24日となっています。
これは、午前試験と午後試験を別日に受験可能な仕様上このようになっています。
以上を見て分かるように、基本情報技術者試験の申込期間は終わっていません。
むしろ始まってすらいません。
すでに申込期間が終わったと思われていた方に朗報です。
まだ受験チャンスが残っているんです。
なぜこのような勘違いが生じるのか
では、なぜこのような勘違いが生じてしまうのでしょうか。
それは、基本情報技術者試験とその他情報処理試験の申込期間が異なることに起因します。
ここでその他情報処理技術者試験とは、応用情報技術者試験やネットワークスペシャリスト等の高度試験のことを指します。
申込期間は以下の通りです。
2022年(令和4年)1月11日〜2月1日となっており、こちらはすでに申込期間を終了しています。
勘違いされた方は、この情報を見て「基本情報技術者試験の申込期間が終わった」と思ってしまったのだと思います。
しかし、これは無理もありません。
これらは「令和4年度春季試験」という名目で募集されており、試験実施日も基本情報技術者試験の期間内に被っています。
元々は基本情報技術者試験もこの枠組みの一員でした。
しかし、2021年1月から基本情報技術者試験がCBT方式での実施となったことに伴い、申込期間も別に設けられる形となりました。
このような経緯があり、今回の不幸な勘違いが多発してしまっているのです。
まとめ
今回は、この時期に散見される「基本情報技術者試験の申し込みが終わっていた」という勘違いについて書きました。
まとめると以下の通りです。
- 基本情報技術者試験の申込期間はまだ始まってすらいない。(特別措置試験を除く)
- 正しい申込期間は午前試験が3/1〜5/19、午後試験が3/1〜5/24
- 勘違いの原因は、その他情報処理試験の申込期間と間違っていること。
本記事で述べたように、「基本情報技術者試験の申込みを逃した」と思っているそこのあなた。
まだ間に合います!
この記事によって絶望の淵に立っていた方々が少しでも救われれば幸いです。
CBT方式となった基本情報技術者試験の試験日程や申込期間については、こちらの記事でも記載しています。
今回は以上となります。
最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
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