【基本情報技術者試験】キタミ式参考書はなにが良いのか。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験の対策として、まず初めに参考書を読み始める人は多いと思います。

そんな中でも基本情報技術者試験の参考書として爆発的な人気を誇っているのがきたみりゅうじ氏による「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者です。

かくいう私もキタミ式を使用して学習しましたし、非常にお世話になりました。
IT初学者の方が基本情報技術者試験を目指す際にオススメの参考書を聞かれたら、迷わず本書をオススメします。

今回はそんな「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」について、何がそんなに良いのか考えてみたので紹介いたします。

イラストが豊富

タイトルに「イラスト」という文字入っている通り、キタミ式ではほぼ全てのページでイラストが描かれており、視覚的に分かりやすい造りとなっています。

著者であるきたみりゅうじ氏は、自身のブログで4コマ漫画を描いており、イラストレーターという肩書きも持っているそうです。

本書でも、基本情報技術者試験の出題範囲となっている複雑な技術たちをそのキャッチーなイラストで分かりやすく解説されています。

基本情報技術者に限らず、最近はどの参考書も特に図解やイラストを売りにしているものが多く、もはや図解やイラストで分かりやすくというのが必須になっていますね。
そんな参考書界隈のトレンドの中でも、本書は頭ひとつ飛び抜けて分かりやすいと思います。

キャラクターの存在

キタミ式には、生徒役としてキノコとドングリというキャラクターが登場します。
読者と同じ目線のキャラクターです。

私は特にこのキノコの存在が大きいと思っています。
キノコは飲み込みの悪いキャラクターで、読者が不思議に思うであろう疑問を代弁してくれます。
一見馬鹿な疑問に思えるのですが、その中でも「確かに」と思える疑問があったりもします。

各チャプターの頭には漫画があり、これからこのチャプターではこういうことを学ぶんだなというのがスッと入ってきます。

チャプターの中でもキャラクターたちの会話が所々に散りばめられており、参考書でありながら漫画を読んでいるかのように読み進めることができます。
「漫画でわかる〜」シリーズなんかもありますが、それと一般的な参考書の中間のようなイメージです。

基本情報技術者試験は試験範囲が非常に広いため、必然的に参考書が分厚くなってしまいます。
見るだけでやる気がなくなるような分厚い参考書でも、本書のように漫画を読んでいるかのように読み進めることが出来れば、学習のハードルがグンと下がります

くだけた文体

一般的に参考書というものは、端から端まで淡々と説明が続くものです。
しかし、キタミ式は全体を通してくだけた語り口調で書かれています。

まるで目の前で先生から教わっているかのような印象を受けます。
前述したようなキャッチーなイラストやキャラクターたちの存在によって、くだけた語り口調でも違和感のないように構成されています。

本書を作成する上で、馴染みやすさに関してはかなり重視していることが伺えます。
良い意味で参考書らしくないと言うことができますね。

まとめ

今回は、基本情報技術者試験の参考書として爆発的に人気のある「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」について、その人気の理由を私なりに考えてみました。

まとめると、以下になります。

  • イラストが豊富で視覚的に分かりやすい。
  • 読者目線のキャラクターが存在し、漫画のように読める。
  • くだけた語り口調で書かれており、参考書らしくない。

本書の著者であるきたみりゅうじ氏は、「とにかく最後まで飽きずに読んでもらうこと」を重視したと書中でも言っています。
本書の印象はまさしくその通りで、とにかく馴染みやすく挫折しにくい参考書であると感じました。
これが爆発的な人気につながっているのだと思います。

基本情報技術者試験は範囲が非常に広く、参考書も分厚くなってしまうため、一冊読み切るというのが本当に大変です。
せっかく資格を取得しようと思ったのに、参考書を読み切るという第一ステップで挫折してしまっては元も子もありません。
「堅苦しい参考書なんて読んでられん!」という方には本当にオススメの一冊です。

今回は以上となります。
最後まで目を通していただきありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました