【やっぱり下がった】令和3年2月度の基本情報技術者試験の合格率について

基本情報技術者試験

以下の記事で紹介した「令和3年1月」に実施された基本情報技術者試験の合格率についてですが、「令和3年2月」実施分の受験者数と合格者数が発表されたので思うことを書きたいと思います。

令和3年2月の合格率

2021年3月25日に「令和3年2月」に受験した方の合格発表がありました。

発表された受験者数は14,568名、合格者数は7,356名でした。
合格率にすると50.5%となります。

「令和3年1月」の合格率は57.9%だったので、7.4%の下落となります。

前回の記事では、この合格率が徐々に低下するだろうと予想していました。
今回の結果は一応予想通りではありますが、正直なところもう少し下がると思っていました。
例年25%前後で推移していた基本情報技術者試験の合格率としては、50%という値はまだ高すぎますからね。

合格率低下の要因

合格率低下の要因というよりも、合格率の急増を維持している要因といった方が良いかもしれません。

前回の記事で、合格率が急増した要因には以下の2点があることを紹介しました。

  • 度重なる試験延期
  • 午前と午後を別日に受験可能

度重なる試験延期

合格率急増の要因として、新型コロナウイルスの影響による度重なる試験延期を挙げました。

1年以上の試験の延期があったため、令和3年1月は既に試験対策万端の方から受験している背景があるということですね。

この点に関しては、「令和3年1月」と比較すると令和3年2月はその傾向が薄まってくるため、合格率の減少に繋がっていると思います。
しかし、予想よりも合格率の下落幅が小さかったため、思っていたよりもまだ準備万端の慎重派が残っていたということですかね。

午前と午後を別日に受験可能

この点に関しては、変更していない仕様のため特に言えることはありません。
変わらず合格率の上昇に寄与していると考えられます。

「令和3年1月」と比較すると、「令和3年2月」の受験者数が倍近くになっていることを考えると、1月に午前試験を受験して、2月に午後試験を受験するという日程にした方が多かったのだと推測できます。

まとめ

「令和3年2月」の合格率は50.5%となり、「令和3年1月」の57.9%から7.4%下落となりました。

基本情報技術者試験は例年は合格率25%で推移していた試験です。
「令和3年1月」の合格率の急増は、新型コロナウイルスによる度重なる試験延期があり、試験対策が万全の方から順に受験する傾向があることが要因の一つと考えられます。

そのため、「令和3年2月」の合格率の下落は、この傾向が少し薄まったためと考えることができます。
しかし、予想していたよりも合格率の下落幅が小さかったため、午後試験を2月に受験した方が多かったのだと思います。

私の予想では「令和3年3月」の合格率は、さらに下がって40%~45%程度になるだろうと考えています。
3月実施分の合格発表日は4/27となっているため、発表を楽しみに待ちましょう。

基本情報技術者試験の学習方法は以下の記事で紹介しています。
ぜひご参考にしていただけると幸いです。

以上となります。
最後まで目を通して頂きありがとうございます。

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