2021年1月30日に、基本情報技術者試験の午後問題を受験してきました。
午前問題に引き続き、受験の所感と結果を紹介したいと思います。
ちなみに、午前問題の記事はこちらです。
CBT方式への変更は、午前問題の記事では利点しかなかったと紹介しましたが、午後問題に関してはそうではありませんでした。
変更点については午前問題と同様に下記の通りです。
- ①指定された期間内の任意の日付で受験可能
- ②午前試験と午後試験を別日に受験可能
- ③ペーパー試験方式からCBT方式に変更
本記事では、この変更点を元にCBT方式となった基本情報技術者試験(午後問題)について実際に受験してきた所感と結果を紹介したいと思います。
変更点は午前問題と同様ですが、午前問題の記事を読まれていない方向けに改めて説明しています。
既に読まれている方は読み流してください。
変更点についての所感
①指定された期間内の任意の日付で受験可能
これまでの基本情報技術者試験は、毎年4月と10月の指定された日に受験をする必要がありました。
しかし、今回は2021年1月5日〜2021年3月23日の期間において、受験者の任意の日付で受験をすることができました。
期間内であれば自分の都合の良い日に受験することが可能になりました。
これはシンプルにうれしい変更ですね。
②午前試験と午後試験を別日に受験可能
午前試験と午後試験とあるように、これまでは午前と午後にそれぞれ2時間30分の試験を一日かけて受験する必要がありました。
めちゃくちゃ大変ですよね…。
それが今回は、午前試験と午後試験を別日に受験することが可能になりました。
しかも午前試験は別に午前中に受ける必要はありません。
午前試験を午後の時間帯に設定することも可能です。
朝が弱い人にとってはうれしい変更ですね。
つまりこの変更よって、午前試験を早めに片付けてしまって午後試験の勉強に専念するということができるようになりました。
午前試験と午後試験の学習を同時に進めなければならなかったこれまでよりは格段に学習がやりやすくなりましたね。
③ペーパー試験方式からCBT方式に変更
この変更に関しては、少し厄介です。
基本情報技術者試験は、これまでペーパー試験方式で行われてきましたが、今回はCBT方式となりました。
CBTとは、Computer Based Testingの略称です。
つまり、パソコンをぽちぽちして受けられるようになったということです。
午前試験を受験した所感では、この変更に関しても特に問題がなく、むしろやりやすいと紹介しました。
しかし、午後試験に関しては全く別物でした。
午後試験の問題は問題文が非常に長いです。
そのため、午後試験では問題文を一通り読む際に重要なポイントを押さえつつ読み進めることになります。
従来のペーパー方式では、ポイントとなる箇所に下線を引いたり、メモを書き加えることが可能でした。
しかし、CBT方式では直接加筆することはできません。
使用できるのは手元のメモ用紙のみです。
ポイントを押さえておくためには、頭の片隅で記憶しておくか、手元のメモ用紙にまとめておくしかありません。
頭の片隅で記憶しておくことは、記憶力の良い方にとっては問題ないかもしれませんが、私のように記憶力皆無の人間にとってはかなり厳しいですね。
かといって、メモ用紙でまとめておくことも、時間との闘いにもなる午後試験ではかなりタイムロスになります。
この点で、今回のペーパー方式からCBT方式への変更は、午後試験においてはかなり問題が解きづらくなったと個人的には感じました。
試験の結果
さて、私の今回の試験結果ですが、以下のような結果でした。
全分野で合格ラインの6割を超えることができました。
単純に配点×正答率で計算を行うと、85.85点になります。
「データ構造及びアルゴリズム」は正直苦手意識があったのですが、88%という結果で正直驚いています。
問題との相性が良かったかもしれませんね。
これで、午前試験と午後試験ともに6割を超えたことになるため、後日合格の発表がされることでしょう。
さすがに大丈夫だよね?これで落ちてたら泣ける。
まとめ
午前試験を受けた時点ではメリットしかないと思っていた今回の変更点ですが、午後試験においてはその類ではありませんでした。
午後試験では、ペーパー方式からCBT方式となったことで、問題文のポイントを押さえることが比較的難しくなりました。
それにより、ペーパー方式に比べて問題が解きづらくなったという印象を受けました。
今後基本情報技術者試験がペーパー方式に戻るのか、完全にCBT方式に切り替わるのかは分かりませんが、自分が受ける方式に合わせた環境で学習をするように心がけてください。
午後試験の効率的な学習法を下記の記事で紹介しています。
もしよかったら、読んでいただけると嬉しいです。
以上となります。
最後まで目を通していただきありがとうございます。
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