【来春から受験料増加】基本情報技術者試験の令和3年6月度の合格率について

基本情報技術者試験

IPAから基本情報技術者試験における「令和3年6月」度の合格発表がありました。
毎回恒例の、今回の合格率について書いていきたいと思います。

前回の記事はこちら

令和3年6月の合格率

2021年7月29日に「令和3年6月」に午後試験まで受験が完了した方の合格発表がありました。

発表された受験者数は25,637名、合格者数は10,087名でした。
合格率にすると約39.3%となります。

前回の「令和3年5月」の合格率は50%だったので、10.7%の下落となります。

前回の記事で、40~45%くらいに下落すると予想していたのですが、予想を上回る下落幅でしたね。

今回の基本情報技術者試験は5月と6月の開催だったため、より自信のある方が5月に集中し、学習が不十分な方が6月に集中したのだと思います。

それでも、CBT化以前は合格率25%前後で推移していた試験ですので、高いことに変わりはありません。

CBT化以降の合格率の推移

基本情報技術者試験のCBT化以降の合格率をグラフにすると以下のようになります。

基本情報技術者試験のCBT化以降の合格率推移

令和3年1月~3月が令和2年度下期、令和3年5月~6月が令和3年度上期となります。
各回初月は合格率が高く、後ろに行くにつれて合格率が低くなります。
日程を自由に選択できる場合、より自信のある方から受験をするため、このような傾向が表れます。

また、全体としても合格率は低下の傾向にあります。
前述しているように、CBT化以前の基本情報技術者試験は合格率25%前後だったため、IPAとしてはこの合格率に近づけたい思惑があるかもしれません。

ほかの要因も考えられますが、なんにせよ合格率の高い現在は受験のベストタイミングと言えるでしょう。

合格率が上昇している理由

合格率がCBT化以降上昇している要因については、以下の記事にて解説しております。
気になる方はぜひご参照ください。

今後の予想

今後も40〜50%程度の合格率を維持すると思います。
しかし、既に合格率には減少傾向が見えているため、長期的に考えると減少していく可能性が高いです。

また、来年度から受験料が7,500円に上がります。
その前に何としても受かろうとする方々も多くいると思われるため、一時的に合格率が上がる可能性もあります。

次回の令和3年度下期試験は、令和3年10月頃~令和4年1月頃の期間での実施が予定されています。

まとめ

基本情報技術者試験の「令和3年6月」の合格率は39.3%となりました。
前回と比較すると 10.7% の下落です。

合格率は全体としても低下の傾向が表れていますが、しばらくは35%~40%程度の水準が続くと思われます。
基本情報技術者試験は、例年25%前後で推移してきた試験ですので、今が取得チャンスです。
取得を目指している方は是非この機会を逃さないようにしましょう!

基本情報技術者試験の学習方法は以下の記事で紹介しています。
ぜひご参考にしていただけると幸いです。

今回は以上となります。
最後まで目を通して頂きありがとうございます。

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