【取るなら今】基本情報技術者試験の令和3年5月度の合格率について

基本情報技術者試験

IPAから基本情報技術者試験における「令和3年5月」度の合格発表がありました。
毎回恒例の、今回の合格率について書いていきたいと思います。

前回の記事はこちら

令和3年5月の合格率

2021年6月28日に「令和3年5月」に午後試験まで受験が完了した方の合格発表がありました。

発表された受験者数は6,871名、合格者数は3,435名でした。
合格率にすると約50%となります。

前回の「令和3年3月」の合格率は44.2%だったので、5.8%の上昇となります。

CBT方式となってからの基本情報技術者試験では、57.9%→50.5%→44.2%と推移してきました。
そのため、今回も40%程度まで下がるかなと個人的には予想をしていたのですが、上げてきましたね。

合格率が上がった要因

午前と午後を別日に受験可能になった

基本情報技術者試験は、CBT方式となったことにより午前試験と午後試験を別日に受験可能になりました。
CBT方式となったことによる変更点については、こちらの記事をご参照ください。

午前試験と午後試験を別日に受験可能になったことにより、鬼門となっている午後試験のための対策期間を設けることが出来るようになりました。
受験者にとってはかなり試験対策がやりやすくなりましたね。

新規の問題が少ない可能性

これはあくまでも可能性の話ですが、CBT方式の試験というのは、受験者ごとにバラバラの問題が出題されます。もちろん、難易度は均一になるようになってますけどね。
そのため、膨大な量の問題が必要になるんです。

急遽CBT方式となっている基本情報技術者試験では、新しい問題の用意が間に合わず、過去問を使い回している可能性が高いです。
(基本情報技術者試験で出題された問題は口外厳禁なので、あくまでも可能性の話ですけどね。)

午後試験の易化

実は基本情報技術者の午後試験は、2020年(令和2年)から改定が決まっていました。
しかし、新型コロナウイルスの影響により2020年は試験を実施できなかったため、実質2021年の試験再開以降から試験内容が変わっています。

詳細は下記をご覧ください。
https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html

簡単にまとめると、選択問題の回答数が4問から2問に減少し、必須問題の配点が上昇しました。
時間との勝負でもあった従来の午後試験と比較すると、易化したと言えるでしょう。

これに加えて、前述したように「午前と午後を別日に受けられるようになった」ことと「新規の問題が少ない可能性」を鑑みると、総合的にかなり受験者にとってはプラスの要因が重なっていると言うことができます。

今後の予想

とは言っても、「令和3年6月」の合格率はもう少し下がると考えられます。

午前試験と午後試験を別日に受けられるようになったことにより、やはり午後試験の学習猶予を取る方が多いです。
そんな中で、初月に午後試験まで完了させる方は、それだけ自信がある方ということになります。

これまでの傾向に則ると、40〜45%程度になるのではないかと予想します。

まとめ

基本情報技術者試験の「令和3年5月」の合格率は約50%となりました。
前回と比較すると5.8%の上昇です。

合格率が上がった要因には以下が考えられます。

  • 午前と午後を別日に受験可能になった
  • 新規の問題が少ない可能性
  • 午後試験の易化

しかし、「令和3年6月」の合格率は、今回よりは低く、40〜45%程度になるのではないかと予想できます。
それでも、例年25%前後で推移してきた試験ですので、取得を目指すなら今がチャンスです。
取得を目指している方は是非この機会を逃さないようにしましょう!

基本情報技術者試験の学習方法は以下の記事で紹介しています。
ぜひご参考にしていただけると幸いです。

今回は以上となります。
最後まで目を通して頂きありがとうございます。

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